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【誤飲】猫が輪ゴムを食べた時の対処法|うちのコの解決方法

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 こんにちは。
去勢後、いっそう男の子らしくなった気がする愛猫(マンチカン♂)と暮らすしらひか(@ly_shirahika)です。

以前、とある対策に使っていた輪ゴムが1本なくなっていました。
どこを探しても見つからないことから「愛猫が食べてしまったのでは」と血の気が引き、慌てて応急処置や対処方法を検索。

猫 輪ゴム 食べた

猫 輪ゴム 誤飲

と検索するも有力な情報は出てこず、動物病院へ行くべきかどうかも判断できず困り果てていました。
すると、とある情報に目が止まりました。

「ヒモ状のものを誤飲した場合は腸壁に引っかかって腸閉塞を起こす危険がある」

これを目にした際のショックは今でも忘れられません。

今回は、子猫が輪ゴムを食べる理由や誤飲・誤食した際の対策、動物病院へ行ったほうがいいのかといった疑問をまとめていきます。

わが家の実際の経過観察と解決方法についてもご紹介しているので、今まさに困っているという人は一例として参考にしてください。

目次

猫が輪ゴムを食べる原因は「食感」と「うっかり飲み込んでしまう」こと

子猫とねずみのおもちゃ photo by photo AC

猫って輪ゴムが好きですよね。
しかし猫が輪ゴムを口にする理由は、決して美味しいからではありません。

臭いや味は猫が好むものではないものの、触るとプルプルと震え、猫が大好きなヒモ状であることから好奇心がくすぐられてしまうそうです。

肉食動物のネコにとってみれば、輪ゴムは小動物の皮やスジのような食感。
食べ物と認識していなくても、本能的に噛みちぎりたくなってしまうこともあるでしょう。
弾力のあるゴム特有の食感は、一度噛むと癖になってしまうコもいるかもしれません。

猫が輪ゴムを噛んだ場合、「不味い!」と感じれば首をブンブンと振って吐きだします。
しかし食感を気に入って噛み続けてしまうと、輪ゴムは口の奥へ奥へと動き、誤飲につながります。

また、猫の舌にはトゲ状の無数の突起があります。
この突起は本来、捕まえた獲物の肉をそぎ取るために使われるもの。
獲物の肉がひっかかりやすい構造になっているため、輪ゴムのようなヒモ状のものが舌に引っかかると、猫自身もうっかり飲み込んでしまうことがあるそうです。

とくに子猫のうちは興味を持ったものをなんでも「味見」してしまうため、飼い主は日ごろから子猫が飲み込んでしまいそうなものを片付けておく必要があります。

とくに、輪ゴムのような細く小さな異物は舌の突起に引っかかりやすく、舌を動かすほど口の奥へと押し込まれてしまう形状になっているそう。子猫のうちは興味を持ったものをなんでも”味見”してしまいますから、飼い主は日ごろから子猫が飲み込んでしまいそうなものを片付けておく必要があります。

子猫がいる家庭、おもちゃを噛んだりする猫がいる家庭では、以下のヒモ製品・ゴム製品を放置しないように注意してください。

  • 電気コード
  • 充電コード
  • 縫い糸、毛糸
  • リボン
  • 輪ゴム
  • ヘアゴム
  • マスクの耳ゴム
  • 靴ひも
  • 衣類の腰ひも(スウェット、ジャージ) など

猫が輪ゴムを食べた場合の体への影響は?

おひるねこねこ森の中2 photo by photo AC

猫がヒモ状のものを誤飲した場合、腸閉塞を起こし、死に至るケースがあります。

また、飲み込んでしまった輪ゴムを吐きだそうとして食道や胃壁にダメージがかかることもあるそうです。

直径数センチの輪ゴム1本程度なら食べ物と一緒に腸内を通過してウンチに出ることもありますが、体の小さな子猫など、注意が必要なケースもあります。

輪ゴムなどの異物が体内に引っかかってしまった場合、猫に次のような症状が見られるようです。

  • 嘔吐を繰り返す
  • 食欲不振になる
  • 水しか飲まない
  • 元気がなくなる
  • 丸くなってじっとしている
  • 目の輝きがなく伏し目がちになる
  • 日ごろ興味を持つものに興味を示さなくなる など

 一般的に、猫が誤飲したものの影響が体やウンチに現れるまでの時間は、健康的な便をしている子なら「24時間以内」だそうです(かかりつけ医談)。

誤飲した異物が体内のどこかに引っかかって内臓機能がうまく働かなくなると、嘔吐や食欲不振など目に見える変化が翌日から見られたりします。

まる1日たっても猫の様子に変わりがなければ大事に至らないケースもありますが、これはあくまで「小さな輪ゴム(1本)」を飲みこんでしまった場合の例です。

長い紐(10cm以上)や太い平ゴムなどを誤飲した場合は緊急性が高いため、猫に異常が見られなくても動物病院で診察してもらうようにしてください。

ちなみに、猫の胃酸は人よりはるかに強い酸ですが、輪ゴムを溶かして消化することはできません。「飲み込んだ輪ゴムが胃で溶けてなくなる」ことは絶対にないため、部屋に落ちていないか、ウンチに出てきていないかよく確認してください。

猫が誤飲した際の対処方法

猫が輪ゴムを誤飲したときに行うべき対応をまとめました。

猫の様子がいつもと変わりないかチェックする

誤飲したと気付いたときは、その日の猫の様子をよく観察し、ふだんと違う様子がないかチェックしてください。

ふだんと比べて以下の様子に変化がないかチェック

  • 遊び方やおもちゃへの食いつき
  • 寝姿、寝ている場所
  • 食欲や飲水量
  • 鳴く頻度(よく鳴くコの場合)
  • トイレの頻度
  • トイレにこもる時間

欠かさずにウンチをチェックする

誤飲が発覚した後のウンチはすぐに捨てず、ビニールなどに取ってからウンチの状態を確認しましょう。ビニールの上からウンチを潰すと、目視と感触で異物が出ていないか、臭いが変わっていないかなどをチェックできます。

また、トイレに入ってからウンチするまでの時間がふだんに比べて長くないか、トイレ中に鳴いていないかなど、トイレ中の猫の様子も観察しておくと小さな変化に気付ける場合があります。

猫のトイレを観察する際は、できるかぎり離れた場所から覗いてください。人慣れしていない猫、保護猫などで猫にストレスがかかるようならば、無理にトイレの様子を確認する必要はありません。

猫の様子を観察することが難しければ動物病院へ

誤飲に気が付いたとしても、つきっきりで様子を見られないケースもありますよね。
そのような場合、その日のうち(もしくは翌営業日の朝一番)で動物病医へ連絡しましょう。

電話で対処方法を指示してもらえる場合もありますし、診療時間内なら診察を受けることもできます。

たとえ大事に至らないとしても獣医師の先生に相談することで正しい対処方法を確認できるため、飼い主としての不安を大きく軽減できるはずです。

愛猫バロンが輪ゴムを食べた後の様子

バロンの子猫時代

寝る→遊ぶ→食べるが日課の愛猫(マンチカン・当時生後6か月)は、毎日大暴れの育ち盛り。好奇心旺盛でやんちゃな性格+去勢前だったこともあり、目に映るものは何でも遊ぼうとチョイチョイしていました。

生後6か月、ある日の朝、誤飲発生

餌皿の滑り止めに使用していた輪ゴムが1本なくなっていることに気付き、棚やベッドの下、お気に入りのベッドの中などあらゆる場所を探しました。

しかし、どこを探しても見当たらず、輪ゴムの行き先はバロンのお腹の中だと直感しました。
朝には確かにあったのにお昼前になくなっていたことから、愛猫が輪ゴムを飲み込んでしまったのは午前9時~12時の間。

それからすぐに対処方法を調べ、まずは猫の健康状態をチェック。

私が慌てて近寄ると、飼い主の心配をよそに夢中でおもちゃにじゃれていました。
元気があり、その日の夕方はいつもと変わらない様子でご飯も食べていたので、動物病院には行かず様子を見ていました。

夜のウンチはいつもと変わらず健康的でしたが、輪ゴムが出ている形跡はありませんでした。

輪ゴムを飲んだ翌日

バロンはいつもの調子で大暴れし、食べては寝るを繰り返していましたが、朝と夜のウンチに輪ゴムは出てきませんでした。

心配になり同じようなケースがないか調べていると、「様子が変わったり、3日経ってもウンチに出てこないなら動物病院へ行ったほうが良いかもしれない」とのこと。

この時点で輪ゴムを飲み込んでからまる1日半が経過していたので、もうしばらくバロンの様子とウンチチェックを続けることにしました。

輪ゴムを飲んだ翌々日の朝

バロンの様子は変わりなく、嘔吐も下痢もありません。
が、この日の朝のウンチはどことなく「ゴム特有の溶けたビニールみたいな臭い」がしていました。

「まさか消化された!?」と慌てて調べましたが、先述のとおり、猫が輪ゴムを消化することはないようです。

ウンチに変化があったことに不安と期待が入り混ざりましたが、元気も食欲も目の輝きもあったため、引き続き様子を見ることにしました。

輪ゴムを飲んだ翌々日の夜

夜のウンチは、朝のウンチよりも明らかにゴム臭が強くなっていました。

ビニールの上からウンチを潰してウンチチェックをすると、ウンチではない硬質な異物を発見。

そう、輪ゴムです。

 ウンチから取り出した輪ゴムは約2センチにちぎれたものが3本。

餌皿の固定に使用していた輪ゴムは6センチ径のものだったので、誤飲した輪ゴムはすべて無事ウンチに出てきました。
きっと、噛んでいるうちにちぎれた輪ゴム片を飲み込んでしまったのだと思います。

バロンの場合、輪ゴムを誤飲してから約55時間(まる2日半)で、ウンチに輪ゴムが出てきてくれました。

ウンチの中にちぎれた輪ゴム片を見つけたときは本当に安堵しましたが、同時に「二度とこんな思いはしたくない」と何度も強く思いました。

後日、バロンの誤飲を獣医師さんへ報告しました

かかりつけ医にこのことをお話しすると、にこやかに「それは良かった」と言ってくださり、緊急性は低かったのかなと察しました。

輪ゴムやヘアゴム、人の髪の毛、毛糸などは非常によくある誤飲だそうで、猫が飲み込んだことすら飼い主さんが気付いていないケースも多いようです。

今回はたまたま目につく場所の輪ゴムがなくなっていたためにすぐに誤飲だと気付けました。

しかし今回のことに懲りず、今後は愛猫の好きなおもちゃや、よく遊ぶエリアに誤飲しそうなものがないか定期的に確認していこうと思います。

まとめ

  • 猫が輪ゴムを食べる理由は、食感が良く、うっかり飲み込んでしまうから
  • ヒモ状のものは猫の舌に引っかかり、誤飲が発生しやすいため注意
  • 長いヒモや太いヒモの誤飲は猫の命にかかわる可能性がある
  • 緊急性が高い誤飲は24時間以内に体調の変化が出やすい
  • 10cm以上のヒモや太いゴムの誤飲は迷わず動物病院へ
  • 誤飲した輪ゴムは猫の胃で消化されない
  • 誤飲後は猫の体調とウンチの状態を確認する

輪ゴムやヒモ、毛糸などは猫の舌に引っかかりやすく、一度猫の口に入ると誤飲につながる可能性が高いです。

猫自身もうまく吐きだせずに誤飲してしまうケースがあるため、猫が生活するエリアに誤飲しそうなものを放置しないよう注意してあげてください。

わが家では、6cm径の輪ゴム1本を誤飲してから、約2日と半日でバラバラにちぎれた輪ゴムがすべてウンチに出てきました!

誤飲の危険は飼い主の手で防ぐ以外ありません。
お家で暮らす猫ちゃんが安全に生活できるよう、今一度、住環境に配慮してあげてください。

今回の経験が読んでくださる方のお役に立ちましたら幸いです。

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この記事を書いた人

しらひかのアバター しらひか フリーライター/愛玩動物飼養管理士

晴れても雨でも曇っても、
“猫がいる”ただそれだけで幸せ。

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