LOVE YOURSELF

現役Webライターが綴る、仕事のこと、猫のこと。

新型コロナウイルスは猫に感染する?猫オーナーが注意するべき要点とは

ウィルスイメージ photo by photo AC
[最終更新:5/8]

ペットの犬から新型コロナウイルス(2019 -nCoV)の陽性反応が出たと香港メディアにより報じられました。東京都獣医師会によると、現段階で犬や猫に新型コロナウイルスが感染する心配はないとされています。しかし、ウイルスが突然変異すれば、人間以外の犬や猫に対する感染力を持つ可能性はゼロではないとのこと。

研究により、新型コロナウイルスの猫への感染が確認されました。海外において、一般住宅の飼い猫への感染例も報告されています。

引き続き感染予防を行うとともに、感染した場合のペットとの接し方に注意が呼びかけられています。本記事では、信頼性のある最新の発表をもとに、猫オーナーが行うべき新型コロナウイルス対策を随時更新します。

 

※参照元とする主な機関▽

(2020/05/08更新)新型コロナウイルスにかかわる情報は日々更新されています。詳しい発表や報告は公的機関HPを参照し、誤った情報や古い情報に注意してください。

 

 

 陽性反応が出た犬の飼い主は新型コロナウイルス感染者だったが・・・

新型コロナウイルス photo by photo AC

 2月下旬、香港にて「ペットの犬から新型コロナウイルス病原体(2019 -nCoV)の陽性反応が出た」と報道され、全国のペットオーナーを激震させました。これを受け、厚生労働省や日本獣医師会は全国のペットオーナーへ向け、新型コロナウイルスの正しい理解と冷静な行動を呼びかけています。

というのも、香港メディアの報道内容は、正確には犬から陽性反応が出たというものであり、犬が新型コロナウイルスに感染したわけではありません。衝撃的な報道により「ペットに新型コロナウイルスが移るなんて怖い」「ペットから人間に伝染するの?」といった誤った認識が広がりつつありますが、ペットオーナーの皆さんは落ち着いて正しい情報に耳を傾けることが大切です。

繰り返しになりますが、2020年1月(中国)を皮切りに世界各国で感染者が増加し続ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、ヒトとヒト間で伝染する感染症です。厚生労働省によると、重症化すれば新型肺炎に進行し重篤な症状を引き起こす恐れがあるとのことですが、感染時は保健所をはじめとした専門機関の指示に従い、適切な治療を受けることで重症化させず回復を見込めると発表されています。

 

参照元▽

 

猫コロナウイルスは新型コロナウイルスではありません

ネコに発症すると下痢などの症状が見られる「猫コロナウイルス(FCoV)」を知る猫オーナーは多いでしょう。各専門機関の発表によれば、ネコ間でのみ伝染する猫コロナウイルスは、このたびの新型コロナウイルス(HCoV)とは病原体が異なるとのことです。猫が猫コロナウイルス病原体に感染すると腸炎による下痢症状のほか、ネコ伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)に変異する可能性があるとされていますが、排泄物などをつうじて伝染が起こるとしても、それはネコからネコへ移るものです。

よって、猫コロナウイルスの感染状況がヒト間で伝染する新型コロナウイルスに影響する心配はないと考えられます。

 また、2020年2月28日付けで発表された東京都獣医師会の通達によると、新型コロナウイルス病原体がヒトからネコへうつる可能性はかぎりなく低いと発表されています。以下、該当部分の一部抜粋です。

これまでに新型コロナウイルスが、犬猫を含むペットに感染したという報告は一切ありませんので、その心配はかなり小さいと考えられます。”

引用元:https://www.tvma.or.jp/public/2020/02/post-66.html

 ⇒現在では、新型コロナウイルスの猫への感染が確認されています。

 

北海道獣医師会からは以下のような見解が示されています。

“Q:新型コロナウイルスはペットや家畜に感染しますか?

A:犬にも、猫にも、以前からコロナウイルス感染症はありますが、それは動物種独特のものであり、種を超えて感染はしません。犬コロナウイルスや猫コロナウイルスはαコロナウイルスに属し、今回の新型コロナウイルスはβコロナウイルスに属します。すなわち、犬のコロナウイルスは犬でのみ、猫のコロナウイルスは、猫でのみ伝染します。同様に、2019 n-CoV新型コロナウイルスは、ヒトの間でのみ伝染します。”

 引用元:http://www.hokkaido-juishikai.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/53d1dea4e325ec44623ec576f80df981.pdf

 

参照元▽

 

新型コロナウイルスの突然変異で猫などのペットに感染する可能性は低いがゼロではない

猫と人 photo by photo AC

3月6日現在、ヒト間における感染力を持つとされる新型コロナウイルスですが、突然変異によりウイルスの性質が変化すれば、ここまで伝えてきた内容が覆される可能性もあります。

4月には、新型コロナウイルスの猫への感染が確認されました。

新型コロナウイルスの突然変異によるペットへの感染は引き続き危惧されていますが、ウイルスをペットが媒介する可能性は現段階では低いとされています。以下、北海道獣医師会による発表の該当部分、一部抜粋です。

“※ウイルスは、まれに突然変異を起こし変化します。将来的にはどうなるかはわからない が、現時点では、種を超えた感染が、2019 n-CoVにはないと言われています。

・新型コロナウイルスが、ヒトからペットに移り、ペットは発症しないがウイルスを所有 し、次のヒトに伝染させるという「ペットの媒介」も、今のところは否定されています。”

 引用元:http://www.hokkaido-juishikai.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/53d1dea4e325ec44623ec576f80df981.pdf

 

参照元▽

 

 

猫オーナーがやるべき新型コロナウイルス対策

ウイルス対策 photo by photo AC

緊急事態宣言が出されたウイルスの脅威から家族を守るために、まずは飼い主自身が感染予防を行いましょう。新型コロナウイルスはヒトからヒトへ感染する病原体です。症状が悪化すれば同居する家族や交流を持つ人たちへウイルスを感染させる恐れがあり、最悪の場合、一緒に暮らす猫を自宅外へ預けることも検討しなければなりません。

飼い主が日常生活で注意するべき基本の感染予防は、以下に詳しく掲載されています。

 

東京都獣医師会(2020年2月25日発行)

 

厚生労働省(2020年3月1日発行)

 上のほか、猫の飼育環境では次のようなポイントに注意していくことが大切だと感じます。

 

猫をなるべく外に出さない

家と外を自由に出入りさせて猫を外飼いしているオーナーさんもいるでしょう。ですが、外で誰かに撫でられることで猫の体にウイルスが付着してしまう可能性はゼロとはいいきれません。猫にかかるストレスを考慮し、外に出す時間を短くさせる、戻ってきたら毎回顔や体を拭く、外出させる以外の方法で気を紛らわせてあげるなど、できるかぎりウイルスを運ばせない工夫をすることが大切なのではないでしょうか。

 

猫のケアで人の外出を控える

人が外出を控えるべき今、「猫に何かあったら動物病院に行けば大丈夫」という考えはご法度です。緊急時はやむをえないとしても、飼い主が猫の様子をしっかり観察し、小さな変化やサインを見逃さずにケアしてあげることができれば、動物病院へ足を運ぶ回数を減らせるでしょう。診療の必要性があるか事前に問い合わせることもおすすめです。

 

たっぷり可愛がり、癒される

在宅勤務や自宅待機、休校などにより家にいる時間が増えやすい今、いつも以上に猫との時間を作れるという人もいるのではないでしょうか。国内では感染者数が増え続けていることからこの先の不安は拭いきれませんが、せめて猫との時間くらいはたっぷりの愛情をもって接し、癒しをもらってください。平常心で冷静な判断を心がけ、心と体のケアを怠らないようにしましょう。

 

猫のお世話に必要な消耗品は必要な分だけ購入する

キャットフードやトイレ砂、ペットシーツや除菌剤など、使用頻度が多く購入サイクルが早いものはストックを確認し、必要があれば通常どおり購入しましょう。各種商品の買い占めによる在庫薄状態は間もなく沈下すると伝えられています。

また、各所でアナウンスされているように、過度な姿勢で衛生用品を買い占めたり、食料品をストックしたりする必要はありません。飛び交う情報に感化されず、平常どおりの行動を心がけましょう。

 

まとめ:ペットオーナーとして責任ある行動を

  • 新型コロナウイルス病原体はヒト間で伝染するもの
  • 香港の報道内容を簡潔にすると、犬に新型コロナウイルスが感染したのではなく、何らかの理由で付着していたことから、低度の陽性反応が出た
  • 新型コロナウイルスがイヌやネコに感染するリスクは現段階では極めて低い
  • 猫コロナウイルスは新型コロナウイルスと異なる病原体
  • 新型コロナウイルスが突然変異すれば犬や猫に感染する可能性はゼロではない
  • 新型コロナウイルスは犬や猫、フェレットなどのペットに感染します
  • 飼い主は猫や家族のためにも自分自身の感染予防を徹底する
  • 飼い主は猫の飼育環境を見直してたっぷり可愛がり、落ち着いた判断と行動を

 

新型コロナウイルスは現在世界各国の主要機関や専門機関で研究が進められていますが、特性や特効薬、発生源は未だ発見されていません。日々情報が錯綜していますが、誤った情報の多くは内容が飛躍し、心理的な不安を招きやすい表現も多いです。信頼性のある正しい情報をキャッチしながら感染予防を続け、大切な家族のために、飼い主としてやるべきこと・できることを考えていきましょう。

www.l-yourself.work

 

(2020/05/08更新)新型コロナウイルスにかかわる情報は日々更新されています。詳しい発表や報告は公的機関HPを参照し、誤った情報や古い情報に注意してください。