LOVE YOURSELF

現役Webライターが綴る、仕事のこと、猫のこと。

【野良猫保護part1】野良子猫を捕獲して飼うまでの実話

子猫(黒猫) photo by LOVE YOURSELF


愛猫を迎えるより前の、ある年の夏、7月上旬のこと。家の駐車場に迷い込んだ野良の子猫を保護する機会がありました。大の猫好きである私(と夫)にとって、それは喜ばしいことのはずでした。

ここでは、野良子猫の保護から最終的な決断に至るまでの実際の体験談をまとめています。忘れられない思い出をこうして記事に残すことで、同じような境遇にいる方の助けになれば幸いです。

 

かかった費用や必要になったもの、あって便利だった道具の一覧▽

--Coming Soon--

 

 

野良猫の親子が現れた

梅雨明けしたばかりで、まだ蒸し暑い初夏の夜。

夫に呼ばれて玄関の外に出てみると、家の目の前に一組の野良猫の親子がいました。白黒(ハチワレ)の母猫と、真っ黒の子猫です。母猫は慣れた様子で家の駐車場の脇に寝そべり、まったり休憩している模様。子猫はというと、元気いっぱいで母猫に飛び掛かったり、歩き回ったりしています。

猫好きの私にとっては仕事の疲れも吹き飛ぶ癒しの光景。この頃は毎日のように猫動画をチェックして猫欲を満たしていたので、実際に見る野良猫ちゃんの愛くるしい姿といったら言葉にできないほどでした。

 

野良猫親子と私たちの距離は10mも離れていませんでしたが、突然玄関から出てきた私たちに驚く様子もなく、「どこかで餌をもらったことがあるんだろうね」と、私も夫も意見が一致。母猫は落ち着きのない子猫を横目で見守りながら、私たちの存在にも気を張っているように感じました。

母猫や子猫に声をかけると、逃げはしないものの近寄ってくる様子もなかったので、30分ほど2匹を見守った後、私たちは家に戻りました。

 

母猫の様子がおかしい

翌日の夜、昼間は姿を見せなかった2匹が再び現れました。家の前の道路に2匹が出てきているのに気が付いたのは、街灯で照らされた外の道路が、窓越しに何気なく視界に入ったときでした。

「また猫いるよー」と夫が声をかけてくれたのでワクワクしながら外へ出てみると、昨日と同じ場所に野良猫親子がいました。その日は、母猫がちょっぴりリラックスしているように見えたことを今でもよく覚えています。

 

「やっぱり猫は可愛いね」と他愛ない会話をしながら野良猫親子を眺めていると、2匹ともすごく痩せ細っているのが気にかかりました。

母猫は痩せているのかまだ若いのか、体格が小ぶりで生後1年も経っていないように見えるほど。子猫のほうは四肢や尻尾が長いわりに胴体が痩せていて、よく見ると骨張っている様子でした。 

「子猫は生後2ヶ月くらいかな?」なんて夫と話していましたが、触ることもできないのでそのときは確認する術がありませんでした。子猫はしきりに母猫の母乳を欲しがっていて、どれだけ母乳を吸っても満たされた様子には見えません。母猫は、その痩せっぷりから、「十分に母乳が出ていないんじゃない?」と心配になるほどでした。

 

しばらく野良猫親子を眺め、夫と雑談をしていた、そのとき。

地面に寝そべっていた母猫が突然勢いよく立ち上がり、辺りをキョロっと見渡したかと思うと茂みの奥へダッシュしていってしまいました。子猫は一瞬の出来事にキョトンと立ち尽くした後、何事もなかったかのように雑草にじゃれだしました。 

母猫が走っていった先を見ると、木々の茂みと真っ暗闇が続くだけで母猫の姿は見えません。しかし、家の外周をぐるっと回っていったようで、ときどき遠くの道路をダッシュで駆けぬける母猫が見えました。私と夫は突然のことに驚きながらも、

 

夫「狩りにでも行ったのかな」

私「人間が側にいるから天敵に襲われないと思ったとか?」

夫「そうだとしたら頭いい」

私「確かにね。それか親離れの特訓でもしてるのかな(笑)」

 

なんて会話をしながら母猫の戻りを待つこと30分。

いくら待てども、母猫は姿を現すどころか、気配すら感じられなくなってしまいました。これには子猫もさすがに不安になった(もしくはお腹が空いた)のか、周囲をキョロキョロしながら甲高い鳴き声で「ミー!ミー!ミー!ミー!」と叫んでいます。

 

時刻はすでに22:00。辺りは街灯や住宅のわずかな明かりのみ。山地や田畑が近い家の周辺には、タヌキやハクビシン、カラスも多いため、夜更けに非力な子猫一匹では心細すぎます。ましてや住宅地といっても車が出入りする道路なので、うっかり轢かれでもしたら……。

私も夫も子猫を1匹にさせておくことに不安があったので、母猫が戻ってくるまで外に待機することにしました。何をするわけでもないのですが、今思えば、いざとなったら子猫を全身全霊で守ってやるってくらいの心の準備がどこかで出来ていたような気がします。

 

 

置いていかれた子猫

時刻は23:30を過ぎ、住宅の明かりもポツポツと消えはじめるころ。子猫は鳴き疲れたのか、街灯から少し離れた薄暗い道路脇で丸まって寝てしまいました。私と夫は自分たちの飲み物やモバイルバッテリーを持ってきて、玄関で母猫の戻りを待つのみ。

けれども、いくら待っても気配がなく静けさが増していく夏の夜に、不安が募るばかりで……。

 

 

 

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※2020/02/28追記

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