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【フリーランス】猫と暮らすメリット・デメリットをまとめました

ベッドで遊ぶバロン
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やんちゃなマンチカンと暮らすフリーライターのしらひか(@ly_shirahika)です。

猫は人間を心理的・身体的に癒してくれることが科学的に証明されていますね。

今回は、実際に生活してみて分かった猫と暮らすメリット・デメリットをまとめていきます。

私自身、家で愛猫と過ごす時間が長いので、フリーランス(SOHO)や専業主婦の方など、在宅がちな人ほどよく当てはまるのではないでしょうか。猫を迎えようか迷っている方はぜひ参考にしてください。

目次

フリーランスが猫を飼った!生活はどう変わった?

フリーランスの人が猫を迎えると、生活リズムが変わり、業務効率に変化がでるケースが多いと思います。

そもそもペットを迎えるということは、これまで自分や家族、仕事に費やしていた時間の一部を、ペットのための時間にするということです。人間優位だった生活に共存すべき存在が加わるため、毎日のルーティンは大きく変化します。

就業時間や休日の概念が薄いわが家の場合、猫を迎えたことで生活にメリハリが出たように感じます。自宅で仕事をしていると、つい一日中パソコンに向かってしまう日もありますが、愛猫のおかげでそんな日も少なくなりました。

愛猫を迎えたばかりのころは、気分屋で元気いっぱいの子猫に合わせてお世話や掃除をしていて、思うように仕事に向かえない日があったのも事実です。

けれど、愛猫が成長して落ち着くにつれ、一連のお世話や掃除が私たちの生活でしっかりルーティン化され、気付けば仕事も家事も効率良くこなせるようになっていました。

やるべきことが増えているはずなのに愛猫との時間や自分の時間は増えている。

時間をうまく使えるようになったことに、素直に驚きと喜びが大きいです。

猫はよく「習慣化のオニ」「体内時計がずれない」なんていわれますが、一緒に暮らしてみると、その言葉の意味を身をもって体感できました。

家にいる時間が長い人|猫を飼う9のメリット

家にいる時間が長い人が猫と暮らすと、次のようなメリットがあります。

1.いつでも癒しをもらえる

猫を撫でることで、人間の脳は「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンを分泌することが研究により明らかになっています。

海外では猫の癒し効果に着目した論文も多く発表され、国内ではセラピーキャットの存在も広がりつつあります。

「可愛いな」と感じながら一緒に生活しているだけで、変化が少ない毎日も幸せに感じられるのですから、最高ですよね。

家にいることが退屈、窮屈と感じている人も、猫といるだけで幸福感を得られます。

2.孤独感が減る

猫は人間と共生できる動物です。

つかず離れずの距離感で「ここにいるよ」と知らせてきたり、信頼関係が築かれていればしっかり甘えてきたりします。
そのため、生活に寂しさを感じている人は猫と暮らすことで孤独感を軽減させられます。

恋人がいない、心を許せる友達がいないという人は、猫を迎えると良きパートナーになってくれるかもしれません。

3.生活リズムが整う

決まった時間やペースで猫のお世話を続けていると、生活リズムが整いやすくなります。

昼夜逆転しながら仕事をしてしまう人や、生活リズムにメリハリがない人は、猫と暮らすことで規則正しい生活リズムを身につけられるはず。

体内時計を正常に働かせて決まった時間の起床・就寝を実施できれば、良いスタートで1日を始められ、仕事のパフォーマンスも高まります。

4.健康を気遣えるようになる

ともに暮らす愛猫が大切な存在になればなるほど、自分自身の健康に気を遣えるようになります。

なぜなら、その猫の個性をよく知り、必要なお世話をしてあげられるのは他の誰でもない飼い主だけだから。

飼い主に万が一のことがあれば「お世話を十分にしてあげられない」「寂しい思いをさせてしまう」ことになります。こうした事態を未然に防ぐ意味でも、自身の健康管理は欠かせません。

無理をしがちなフリーランスや専業主婦の方は、猫との暮らしで「健康であることの大切さ」を見つめ直せるのではないでしょうか。

5.部屋が片付く

誤飲やケガを防ぐため、猫の口に入ってしまいそうな雑貨や危険なものを片付ける習慣が身につきます。

生活のなかで猫の安全を意識できると「出したものは元の場所に片付ける」「床に物を置かない」など片付けの基本が身につくこともあります。

猫のために行っているはずが、家族や自分のためにもなるなんて、素敵ですよね。

6.効率良く動けるようになる

仕事や家事・育児に追われて多忙ななか、猫のお世話が加われば、かぎられた時間でより多くの作業をこなさなければなりません。

部屋の掃除や食器洗いなど今まで何気なく行っていた作業も、「どうすればもっと早くできるか」と考えられるため、身の回りのことを効率良く進められるようになります。

やるべきことが早く終わると猫との時間や自分の時間を確保でき、「忙しくなったはずなのに前より気持ちに余裕がある」と感じることもあるかもしれません。

私は愛猫と暮らしてみて、心にたくさんのゆとりができました。

7.無駄な時間が減る

フリーランスや専業主婦は、やるべきことが絶えないものです。

しかし「仕事や家事をどこまでやるか」は、すべて自分のやる気次第。

「時間がない」「やる気が出ない」といってやるべきことを後回しにしがちな人ほど、猫との暮らしで日々の行動に変化が出るのではないでしょうか。

私の場合、バロンと暮らしはじめて半年も経たないうちに1日のルーティンが整い、メリハリのある行動ができるようになりました。

「空いた時間についSNSや動画を見て時間を無駄にしてしまう」ことが多かった昔と比べると、無駄な時間を大幅にカットできています。

8.怠惰な思考を持ちにくくなる

メリハリある生活が一度身につけば、気持ちや思考が自然と前向きになっていきます。

家にいても仕事や家事に対して積極的になれるので、「面倒くさい」「やりたくない」といったネガティブな思考が減ります。

どんなに面倒な作業でも、いつかやらなければいけないものなら先にやっておくのが吉。

愛猫を迎えてからはこんな風に前向きな気持ちを持てるようになった気がします。(すべては明日の楽のため……!)

また私の場合、愛猫のお世話も家事も、「5分以内に終わる作業は間髪入れずにやる」というルールを設けています。

このルールのおかげで「面倒くさい」という気持ちが芽生える前にタスクをこなせるようになり、日常にあふれている小さなストレスを解消できました。

9.初対面の人とのコミュニケーションのきっかけになる

初対面の人との交流では、ペットの話題がでるケースは多いですよね。

しかし家にいる時間が長いと、変わり映えしない生活のなかで話のネタを見つけるのも一苦労。

おもしろい行動や可愛い仕草を見せてくれる猫と暮らしていると、人との会話も自然と弾むようになる気がします。

ツイッターやインスタグラムなどのSNSでは、猫を通じてネットワークが広がることもありますね。

家に長くいる人が猫を飼ってデメリットに感じやすいこと

猫を飼うことは、楽しいことや良いことばかりではありません。ペットとして迎える猫は、人の上でも下でもなく、共存すべき対等な存在。

しかし現実では、人間のお世話なしに生きられないのも事実です。生涯手がかかり、言葉が通じないからこそ大変に感じるポイントはたくさんあります。

家にいる時間が長い人は猫と過ごす時間が多いため、それゆえのデメリットがあることも知っておいてください。

猫の本能による要求を抑えることはできない

猫は、「飼い主に何かしてほしい」という要求があれば鳴き声や行動でアピールしてくることがあります。

なかでも空腹によるご飯の催促や狩りの欲は猫の本能からくるもので、要求をしつけで抑えることはできません。

要求の度合いや行動は猫により異なりますが、鳴くことが得意なコは要求が通るまで鳴き続けますし、学習能力が高いコは飼い主が困るいたずらばかりを繰り返したりします。

こうした猫の要求がエスカレートすれば、猫と過ごす時間が長い人ほど精神的な負担を感じてしまう場合もあるでしょう。

自宅で仕事をする方の場合、猫が原因で仕事が手につかなくなる可能性もあります。

猫の本能による要求に対しては、猫の習性や適切な対処方法を知り、そのコの個性を理解して接することが大切で、これは飼い主の責務でもあります。

猫の本能そのものをなくすことはできませんが、正しい対処やしつけを続けることで、人も猫もストレスなく過ごせる距離感を作れます。

家族の一員として迎えた愛猫と幸せに暮らすために、どうすれば自分とそのコが快適に暮らせるのか考える姿勢を持ち、失敗を繰り返しながらでも愛猫との暮らしを楽しめるようにしたいですね。

ケガや病気をしなくても定期的に動物病院へ連れていく必要がある

人間がケガや病気で病院へ行くように、猫も異変や不調が見られれば動物病院へ連れていく必要があります。

入院や手術を伴う場合は治療にかかる費用がかさみますし、通院回数が多いほど飼い主の負担も大きくなります。

しかし、猫を飼育するうえで動物病院への通院は避けては通れないことです。

健康でいても、定期的な健康診断やワクチン接種のための通院は欠かせません。

これから猫を迎えようと考えている方は、近隣の動物病院の有無や、保険加入の必要性についても調べておくと安心です。

掃除の負担が増える

猫の毛は一年を通して生え替わります。軽いため空中に舞いやすく、一緒に生活をしているとたったの1日で部屋の隅や家具の隙間など部屋のあちらこちらに毛が溜まります。

衣類や寝具が毛だらけになることも日常茶飯事のため、猫と暮らすと掃除の負担は激増します。

また、猫の快適な生活を実現するためには、餌皿や水入れ、猫用トイレなどのこまめな掃除欠かせません。部屋や猫用品を清潔に保てないと、細菌性の病気や皮膚疾患などにかかってしまう可能性があるためです。

昨今、動画サイトやSNSでは幸せそうに暮らす可愛い猫ちゃんをたくさん見られますよね。

そんな暮らしに憧れて猫を迎えようと考える方もいるかもしれませんが、ネットで見かける幸せそうな暮らしの裏には、飼い主さんのたくさんの努力や工夫があることも知っておかなければいけません。

猫との暮らしが向かない人

猫を飼おうか迷っていて、きちんとお世話できるか不安……という方は、以下に当てはまっていないか確認してみてください。以下のいずれかに当てはまる場合、猫との暮らしに向かない可能性があります。

掃除が苦手で部屋が散らかり放題な人

「人を呼べる程度のきれいさ」を保てていないと、猫を飼うことは現実的ではありません。散らかったままの部屋で猫を飼うと猫の皮膚疾患やアレルギー、誤飲や誤食などのトラブルが起こりやすくなります。

猫と暮らしてみたいけど、正直お世話は面倒くさいという人

猫にかぎらず、ペットを迎えるということは命を預かることと同義です。猫生を全うさせられるように、最期のときまで責任をもってお世話を続ける覚悟が必要です。

猫は放っておけるから楽!と思っている人

飼育の負担を犬と猫で比べるケースは多いですが、犬には犬の、猫には猫の大変さがあります。
たとえば、猫は散歩こそ必要ありませんが、狩りの要求を満たすために毎日必ず遊んであげる必要があり、長毛種なら毎日のブラッシングが欠かせません。

もし、必要最低限のお世話しかできずに放っておく時間が長いと、猫も心の病気にかかります。
一人暮らしで猫と暮らす場合、その猫にとっては、遊び相手も甘える相手もコミュニケーションを取れる相手もあなたしかいません。

外泊することが多い方や、遠出の旅行が好きな方は、自分の楽しみと猫のお世話をしっかり天秤にかけてみてください。

飼えなくなったら手放せばいいと考えている人

生活環境の変化や金銭的な理由など、やむをえず猫を飼えなくなることも可能性としてはあるかもしれません。しかし、そのような場合に「飼えなくなったら里親を探すか保健所へ連れて行こう」といった考えがあるうちは、猫を迎えないほうがご自身のためになるとおもいます。

ペットショップや保健所では飼えなくなった猫の引き取りは行っていません。また、猫の里親も早々に見つけられるものではありません。

いかなる理由があったとしても、猫を捨てるようなことがあればその行為は犯罪です。飼い猫を捨てた場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられます。

飼えなくなったときの不安があるうちは猫を迎えずに、地域猫のボランティアに参加したり、猫カフェに足を運んだりして、飼わずに猫とふれあう方法を実践してみてください。

猫にかぎらず、ペットを迎える際は命を預かる責任と覚悟を持ち、そのコの一生を最期まで見届けることを自分自身と約束しましょう。

フリーランスが猫を飼うメリット・デメリットまとめ

在宅がちな人が猫を飼う9つのメリット

  • 毎日癒しをもらえる
  • 孤独感を感じにくくなる
  • 生活リズムが整いやすい
  • 健康を気遣えるようになる
  • 部屋を片付ける習慣が身につく
  • 効率よく行動できるようになる
  • 時間の無駄が減る
  • 小さなストレスを感じにくくなる
  • コミュニケーションのきっかけになる

在宅がちな人が猫を飼う前に知っておきたいデメリット

  • 猫の本能からくる要求はしつけで抑えられない
  • 定期的な動物病院への通院は避けては通れない
  • 掃除の負担が増える

猫との暮らしは、たった一匹でも決して「ラク」ではありません。
しかし大変なこと以上に、毎日に癒しや潤いを与えてくれることも事実です。

自己管理やモチベーションコントロールが欠かせないフリーランスにとっては、猫との暮らしにたくさんのメリットがあります。

猫との時間を作るために仕事ややるべきことを効率良くこなせるようになると、暮らしが充実し、気持ちにゆとりを持てるようになるでしょう。

家にいる時間が長く、これから猫を迎えようと考えている方は、今回ご紹介したデメリットをどれだけ対策できるか考えてみてください。

「猫も人も幸せな生活を送れるように」と努力ができる方なら、かならず素敵な暮らしを実現できるはずです。

ベッドで遊ぶバロン

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この記事を書いた人

しらひかのアバター しらひか フリーライター/愛玩動物飼養管理士

晴れても雨でも曇っても、
“猫がいる”ただそれだけで幸せ。

・著者プロフィール
・愛猫プロフィール

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